2021年3月9日(火)~2021年5月8日(土) 図書館コレクション展-昭和学園教育の礎-
 昭和女子大学図書館には、本学の特色をあらわす特殊文庫及び特殊コレクションを収蔵しており、貴重資料、準貴重資料として指定している2万2千点余の資料があります。
 今回は、“昭和学園教育の礎”をテーマに重要かつ貴重なコレクションをご紹介します。創立者人見圓吉の精力的な収集と学生、教員の近代文学研究の成果により築かれた「近代文庫」、学母人見緑の遺徳を偲んで創設した「女性文庫」、第2代理事長人見楠郎が本学園の理想とする教育を追求し収集した「トルストイ文庫」があります。トルストイ文庫の『Нива』(ニーヴァ)は、『復活』の初期の作品のかたちを知る上で貴重な資料です。
 昭和34(1959)年の来校時の様子を著した英国詩人エドマンド・ブランデン氏の自筆英詩、我が国の初代国会仮議事堂の図面はいずれも必見です。
 この他、『天保日記』(井関隆子日記)は、天保の改革が行われた天保11(1840)年から15(1844)年、旗本夫人であった井関隆子が、四季折々の変化や人物・社会・政治・学問・文学等に対する批評などを綴った大変貴重な日記です。天保14年11月5日の記事は、3月末(日時未定)の NHK BSプレミアム / NHK BS4K にて放送予定の特番「浮世絵ミステリー 歌麿・国芳 知られざる“ヒットの謎”~江戸のメディア戦記~」で紹介されます。
 本展をご高覧いただくことにより、本学園教育の志が永く受け継がれ、新たな研究活動に寄与できれば幸いです。

令和3(2021)年3月9日
昭和女子大学図書館
2021年3月9日(火)~2021年5月8日(土) 図書館コレクション展-昭和学園教育の礎-
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